生協大手コープこうべ創立100周年に対し決済・循環型ポイントシステムを構築
クラウドサービスで170万人の会員IDを共通化
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(本社:東京都中央区、代表取締役:大高 敦、以下:TMN)の決済システムと循環型ポイントシステムおよび会員管理システムが、生活協同組合コープこうべ(所在地:兵庫県神戸市、組合長理事:岩山利久、以下:コープこうべ)に採用されました。2021年10月1日、コープこうべの店舗事業、宅配事業他において、新しい決済・ポイントサービスが開始されました。
背景と目的
TMNは決済とマーケティングを融合させた情報プロセシング事業を推進しており、データの利活用が可能なシステムを提供することで、小売事業者のDXに貢献しています。コープこうべは今年、創立100周年を迎えるにあたり計画していた「あらたな決済・ポイントプログラム構築」を、ゲートウェイ事業で培ったノウハウを活かしてTMNが開発した決済システムとポイント管理システムおよび会員管理システムにより、実現しました。
引き続き、コープこうべにおける「顧客ロイヤルティ向上」「生協への理解促進」「利用拡大」「効率化・コスト削減」の実現に向け、TMNの情報プロセシング事業を通じ、貢献していきます。
主なポイント
- 事業毎に管理していた会員IDを統合し、共通会員基盤を構築
- コープこうべの利用情報を一元管理することにより、より効果的なデータ利活用が可能に
- さまざまなシーンで利用可能な循環型共通ポイントサービスを導入
- クラウドサービスにより、サービス追加や変更等、今後も柔軟な対応が可能
- J-debitの導入による、「くらしのインフラとしての役割」の強化
(銀行キャッシュカードによるチャージや現金引出し) - 現金決済比率抑制への貢献
取組み概要
<会員管理>
事業毎に管理していた会員情報を一元化し、会員個人に加え世帯単位の管理を実現し、家族一人ひとりの利用状況を把握することで、より効率的なデータ利活用が可能となりました。コープこうべ全体としてのキャンペーンや、1 to 1マーケティングによるタイムリーな販促活動に役立てられます。2022年度以降には世帯単位のファミリーステージ制度を導入予定です。
<ポイント管理>
事業毎に発行していたポイントサービスを一元管理の上、共通化することで、単一のポイントサービスがあらゆるコープこうべのサービスで利用可能となります。家族内のポイント集約や、会員間のつながり強化への活用を想定し、会員間のポイント交換を新たなサービスとして追加しました。
<ポイント組合員証とオリジナル電子マネーカードを刷新>

これまで分かれていたポイント機能とプリペイド式電子マネー機能を「コーピーカード」1枚に統合しました。一元化した会員情報により「コーピーカード」をスマートフォンアプリでも展開し、店舗での買い物において、スマートフォン決済が利用可能となりました。
<J-debitサービスの提供>
これまで現金のみだったプリペイド式オリジナル電子マネーカードへのチャージにJ-debitを採用しました。新たに店頭に設置したチャージ機で、銀行のキャッシュカードからのチャージが可能となったほか、少額の現金引出しが可能となりました。
今後の目標
TMNは決済とマーケティングを融合させた情報プロセシング事業を推進しています。決済や会員・顧客情報などをクラウド上で集中管理することで、リアルタイムに利用状況を把握・分析でき、より緻密な1to1マーケティングが可能となります。会員個人の購買パターンや家族情報などさまざまな角度での分析にもとづく、生活に寄り添ったマーケティングを、最適な訴求方法でリアルタイムに展開可能なプラットフォームの構築を目指しています。
今後もTMNは、くらしのインフラとしての役割を担う生協や地方個店などにおけるさまざまなニーズをつかむことで、地域の活性化や発展に貢献する消費環境の創出をサポートしていきます。
本件に関するお問い合わせ
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
経営戦略室 広報
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